5日目
トロンハイムを出港し、『MS Nordlys』は次の寄港地『ボードー』へ向かう途中、(10月21日午前7時30分過ぎ頃)北緯(66°33′)『北極圏』へと突入しました!
『北緯66°33′』地点の岩礁に設置された光を放つ地球儀のモニュメント💡
『北極圏』突入を祝して取り急ぎシャンパンで乾杯🍷(有料です!)
7階の屋外デッキでは北極圏入りのセレモニー『ネプチューンの儀式』が行われます!バイキングに扮したクルーが屋上に上り汽笛の音を合図に儀式の始まりです!儀式の内容は『MS Nordlys』の船長とバイキングに扮したクルーが、乗客(希望者のみ)に『氷水』(氷も一緒に)を背中に入れる、寒さへの『洗礼』のようなものです☆外気温は5℃程度ですが、風が吹いているため体感気温は寒く、どの乗客も氷水を入れられる度に『絶叫』です!最後の画像は『MS Nordlys』船長より発行される『北極圏到達証明書』です☆
ボードーへ向けて航行中にHURTIGRUTEN南航路航行中の『MS RICHARD WITH』号とすれ違いました☆船舶接近の合図と互いの航海の無事を願い鳴らす汽笛の音が、大海原に響き渡ります🚢
生活物資輸送の役割を果たすため、『オルス』という小さな港に停泊(下船なし)人口数千人程度の街ですが、港周辺には集合住宅が見られました!
☆ボードー上陸☆
『ボードー』は北極圏内(北緯66°33′以北)に位置する人口約5万1千人の街です!北部ノルウェー第二の都市であり、『ノルウェー国鉄最北端の駅』が所在します!ノルウェー海に突き出した半島の上に位置するため、ボードーはノルウェー有数の『強風の吹く街』です!高緯度にありながら沖合の暖流の影響で冬季の気候は温暖で雪に覆われることはないそうです☆第二次世界大戦中に空爆により街の大半が焼失したため、古い建物は少なく、近代的な建物が建ち並ぶ街です!丘の上には『ボードー大聖堂』『博物館』メインストリートにはブティックやショッピングセンターなどがあります。生活インフラが比較的整っているため、ボードー周辺の町からの移住などにより人口は増加傾向にあり、人口5万人程の街でありながら至る所にマンション建設のタワークレーンが設置され、建設ラッシュの真っ只中です。
『ボードー』上陸!港付近の景色
ボードー中心地を抜けボードー大聖堂、博物館方面へ!冒頭お伝えした『強風』は立っていることすら困難な程です!当日は天候の変化が激しく、5~10分おきに『猛烈な雨』『晴れ間』『強風』の繰り返す『極めて忙しい』空模様でした!
『ボードー大聖堂』と周辺の景色☆
街のメインストリート及びショッピングモール!当日は日曜日のため、一部飲食店やコンビニエンスストアを除き店休日のため街は閑散としておりました!休日に対する考え方は徹底してます☆また、北極圏のこの街にも『中華料理店』『インド料理店』が営業しており、大変驚きました🍴
住宅街の様子です!中心地は人口増加に伴い需要に対して供給が追い付かず、住宅価格は賃貸、売買共に『高値』で推移しているそうです🏠
街中の至る所で『インフラ整備』が行われておりました☆工事現場で見掛けた『日本製のクレーン車』(TADANO社製)!北へ行くにつれ、欧州車の割合が高くなりますが、日本車もそれなりに多く走っており(トヨタプリウスは勿論のこと、なぜか20年以上前のトヨタセリカ、ホンダインテグラなども見掛けました)ノルウェーにおいても工業製品に対する『MADE IN JAPAN』の信頼性は高いようです🚙
乗船!次の寄港地『トロムソ』を目指します!少々海が荒れてきましたが、今晩から『オーロラ待機』が始まるそうです!
6日目に続く!