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ノルウェー王国PART4

4日目

前日19時にオーレスンを出港した『MS Nordlys』はノルウエー第三の都市『トロンハイム』へ寄港します!

『トロンハイム』は北緯63°に位置する人口約18万人、街にはニデルヴァ川が流れ、北はフィヨルド、南は緑豊かな自然と小高い丘が広がるノルウェー第三の都市です。『ノルウェー王国』最初の首都であり1000年以上もの長い歴史を誇る北欧の古都です。市内には歴史的遺産が残されており『オーラヴ2世』を祭る『ニーダロス大聖堂』はノルウェー大司教の所在地であり、ノルウェー最大の建築物です。トロンハイムはノルウェープロテスタントの聖地として中世から巡礼が盛んに行われ、通商・交易も発達し、現在も海運業を中心とした産業が盛んです。今までに数々の大火(木造建築の建物が多く密集していたため)を経て、延焼の目的防ぐ目的で道幅の広い『碁盤の目状』の街並みが作られました。現在も街中に建つ建物の80%が木造建築であり、街の中心部、住宅地を問わず、赤、黄、白など色とりどりの建物が建ち並び童話に出てくるような街並みです。第二次世界大戦中はドイツ軍に占領された経緯もあり、その遺構がわずかに残されております。また、1910年設立のノルウェーを代表する『ノルウェー科学技術大学』(NTNU)やハイテク産業の研究所が集まる学術都市でもあります。

 

『MS Nordlys』より望むトロンハイム港

 

 

トロンハイム沖に見える『ムンク島』修道院として作られ、その後刑務所となった島です!

 

 

 

『MS Nordlys』ゆっくりと接岸後、いざ上陸です!

 

   

 

トロンハイムの街並み!(神学校付近)🌲

 

 

 

『ニーダロス大聖堂』現在も『オーラヴ2世』の亡骸が祭壇の下に安置されていると信じられておりノルウェープロテスタントの聖地です。着工から現在の姿になるまでの間に大火に見舞われるなどの困難を経て数百年の歳月を要したため、建物の随所に『アールヌーボー』『ゴシック』といったその時々の流行が採用されております☆大聖堂内は撮影禁止のため『祭壇』『ステンドガラス』『装飾』等を画像でご紹介出来ないのが非常に残念です!

 

 

 

外観の丸い部分が『ステンドガラス』の位置です!

 

   

 

丘の上より望む『トロンハイム』の街並み!左上の画像に『ムンク島』『ニーダロス大聖堂』が見えます☆

 

     

 

丘へ登る途中の住宅街!街の至るところででリフォーム工事の光景を目にしました🏠

 

         

 

『ノルウェー科学技術大学』(NTNU)外観!『NTNU』はノルウェー最大の大学であり、多くの『ノーベル賞』受賞者を輩出した超名門です☆ノルウェーも日本と同じく『海洋大国』であるため、海洋開発を支える技術者の育成や研究開発の分野で、2017年『日本財団』との間に覚書を締結し、教育、学生の交流を進めております!(日本とご縁がある大学です)

 

 

 

(NTNU)周辺の景色!学生向けのアパートメントが立ち並びます!民家などの建物がどれも落ち着いた明るさの色鮮やかな『北欧デザイン』です🏠

 

   

 

(NTNU)周辺の住宅街!所謂高級住宅街だそうです☆この類の住宅地は何処も存在するものですね!因みにノルウェー都市部で不動産(住宅)を購入するのは容易な事ではないようです。そのあたりの事情は追々お伝えしたいと思います。

 

       

 

(NTNU)からトロンハイム中心街へと向かう車窓からの景色

 

       

 

トロンハイムの中心街!冒頭で触れた『幅員の広い道路』です!

 

     

 

幾度もの大火を運良く免れた地域は、当時のままの建物が現存してます。その名残として多くの『路地』も存在します!日本の法規に照らし合わせると『接道要件』は到底満たしそうにありません。焼失、倒壊、以外に『建替』という概念があまりないお国柄、建物にメンテナンスを施しながら何百年も使用し続けるのが一般的なようです!街中では至るところで建物の補修工事が行われている光景を目にしました☆日本と異なり経過年数という尺度のみで建物が無価値になることありません!不動産に対する考え方は日本とは随分異なるようです☆

 

   

 

市街地・住宅地共に一方通行路が多いのは駐車スペースの確保の意味もあるようです🚙

 

   

 

寿司屋発見!ついでにアダルトショップも発見しました!

 

 

 

トロンハイムで見掛けた集合住宅!色使いも鮮やかで川沿いのローケーションも抜群です☆彡

賃貸需要はノルウェーも日本と同じく街の中心部に近づく程人気が高く、『1ベッドルーム』呼ばれる単身及び新婚向け(50㎡程度)で『約9,000クローネ』(1ノルウェークローネ15円換算)日本円にして『135,000円』程度!『2ベッドルーム』になれば家賃は更に高くなります!物価、家賃も何もかもが高いのは高福祉体制維持という目的もありますが、一部の国民からは不満の声もあるそうです!

 

     

 

トロンハイムのベイエリア!コンサートホールなどの大規模施設が建ち並ぶ地区です☆港にはノルウェー海軍の軍艦が停泊中です!ノルウェーには徴兵制度があります。2015年より女性も徴兵されるようになりました。徴兵期間中は男女混合の部屋で寝食を共にし、軍人としての訓練を受けるそうです。男女平等社会先進国のノルウェーでは当然の流れかもしれません!しかし、日本には女性専用車両等『女性専用』女性を守るスペースが数多く存在します。賛否両論ありますが日本とは文化の違いもあり、ノルウェー同様の『男女共同参画社会』には至るにはかなりの時間を要すると思われます!

 

   

 

ベイエリアのスーパーマーケット☆店頭には新鮮な野菜類が並びます!キャベツ、レタスなどの葉物野菜は全般的に少ないです!また、日本のスーパーマーケットでも見掛ける賞味期限至近商品のワゴンセール!日本でもお馴染みの『Sheba』(シーバ)を見つけました☆値札には『50クローネ』の表示!(1ノルウェークローネ15円換算)日本円で何と『750円』価格は税込み表示とはいえども物価は高いです!愛猫家も大変です🐈

 

   

 

トロンハイム港を出港後約2時間30分程北上すると

『Kjeungskjaer fyr』(1880年建造)が視界に入ります☆ノルウェー屈指の美しさを誇る赤い灯台です!数十年前までは灯台守とその家族が生活していたそうです!

 

 

 

小さな島々や岩礁を通り過ぎながら次の寄港地を目指します🚢

 

   

 

5日目に続く! 66°33′