Informationお知らせ

ノルウェー王国PART3

3日目

まずは『HURTIGRUTEN』(フッティンルーテン)について簡単に説明です。ベルゲンからノルウェーの西海岸沿いを北上してロシア国境至近のキルケネスまでを往復する航路です。日本では『沿岸急行船』と訳されます。常時12隻の船が稼働し、ベルゲンから北行き、キルケネスから南行きが出発し、それぞれの終着地で折り返す運航形態です。北行・南行ともに6泊7日の日程で沿岸各地を小刻みに停泊しながら航行します。ノルウエー西岸部は、山が海まで迫った地形であるため陸路よりも海路の方が便利であり、交通網が発達した現在でも生活物資等を届ける重要な役割も担っております。また、『フィヨルド』や『ロフォーテン諸島』欧州最北端『ノールカップ』など風光明媚な場所を巡ることから観光路線としての需要も高く、昨今では『世界一美しい船旅』とも称され、冬場はオーロラ鑑賞(運が良ければ!)ができる貴重なクルーズ船でもあります。

今回乗船した船は12隻中の『MS Nordlys』(ノーリス号)総トン数11,204トン、全長121,8m、乗客定員590人。船は女性名詞であるため『MS』を冠します。

ベルゲン港より乗船した『MS Nordlis』(ノーリス号)は一夜明け、ヨールンフィヨルドへ立ち寄り、次の寄港地『オーレスン』へと向かいます。『オーレスン』は漁業が盛んな人口約5万人の港町です。20世紀初頭に大火に見舞われ、街の中心部が消失しました。諸外国の支援を受け復興する際に当時最先端の『ユーゲント・シュティール』建築の建物に建て替えられた美しい街並みです。『ユーゲント・シュティール』は芸術性が高く、唯一無二のデザインを追求し、日本の浮世絵の影響も受けているそうです。

さて、オーレスンの街を実際に歩いて感じたことは、建物と眺望の美しさは言うまでもありませんが、街を走る車の数に対して圧倒的に駐車場が不足しているように感じました『駐車は15分まで可?』パーキングメーターのような看板を目にしましたが、至るところで路上駐車が横行しております。街で見掛ける乗用車は軽油車、MT車が全体の8割程度を占め、車種的には日本車、外国車を問わず台数が多いのは『プリウス』です。軽油、ハイブリッドを問わず低燃費車の人気が高く、日本車の全体シェアは50%を超えているように見受けました。逆にトラック等の大型商用車は、『典製』の『SCANIA』『Volvo』小型トラックや箱バンは『mercedes-benz』といった感じで日本製を見掛けることはありませんでした。タクシー用の車両は『mercedes-benz』『プリウス』が多く用いられてました。

人口約5万人程の街ながら生活インフラが整っており、昨今はオーレスン周辺部から街の中心に近い方に居を構える傾向が強く、街の中心部の不動産事情はベルゲンと大差ない印象です。

 

『HURTIGRUTEN』(フッティンルーテン)航海ルート・『MS Nordlys』(ノーリス号)全貌(7デッキ・7階建です)🚢

 

 

『MS Nordlys』船内(レセプション・客室通路)

 

 

 

『MS Nordlys』船内(レストラン)

 

 

 

『MS Nordlys』船内(カフェ・売店)

 

   

 

『MS Nordlys』船内(バーラウンジ・パノラマラウンジ)

 

   

 

『MS Nordlys』ヨールンフィヨルドを航行中!

 

 

 

『MS Nordlys』ヨールンフィヨルド内で一旦停泊後、ウルケ村へ上陸!

 

 

 

ウルケ村の人口は約500人と言われてますが、実際には20人程度しか居住しておらず、居住世帯分の集合ポストが一箇所に設置され、村唯一の食品及び日用雑貨品店はガソリン、軽油類の販売もしております!別荘地のような佇まいです☆

 

     

 

『MS Nordlys』オーレスン寄港、港周辺は近代的な建物が立ち並びます!

 

   

 

オーレスンのシンボル的な『ユーゲント・シュティール』建築群🏠

 

         

 

オーレスンの不動産店!ベルゲンもオーレスンも日本も同じ佇まいです!

 

   

 

オーレスンのショッピングセンター!『PADMAX』はアジア食材専門店です!アジア系の少ないノルウェーの人口約5万の街に、アジア食材の専門店があることに驚きました☆

 

   

 

オーレスンの夕暮れ!『ユーゲント・シュティール』建築の街並みは風情を感じます☆川沿いのアパートメントの窓にも灯りがともり始めました🌓

 

    

 

4日目に続く!